日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2023年7月22日あがり症は気持ちの持ち方で改善できる


★あがり症も気持ちの持ちようで改善する


人前で話す時にあがってしまう、という人は本当に多いです。ベーシックコースの受講生の8割くらいがこの悩みを持っています。
あがる原因は自分の中にあります。人前に立って話をし始めると手のひらが汗でびちゃびちゃになる人がいます。しかし、話す前と後とで室内の温度が変わったわけではありません。自分の気持ちが変わっただけで手のひらに汗をかくのです。まさに気持ちの持ちようで、体にも変化が表れるのです。
ベーシックコースや2日間集中コースでは、あがりを克服するスキルとして6つのポイントを伝えています。その中にはテクニックであがりを抑えることもお話していますが、純粋に気持ちの持ちように関することも含まれています。今回はその中から2つご紹介します。



★誰でもあがる


1つ目は、あがるのはあなただけではない、誰でもあがる、ということです。
志村けんさん、久米宏さん、レディー・ガガなど、有名な歌手やコメディアン、アナウンサーであがり症だという人は少なくありません。またどんなに場慣れした人でも、慣れない場面や突然に指名されると、急に緊張したりします。つまり人間は本来あがる生き物なのです。誰でもあがるのです。しかし、自分があがり症だと自覚している人は、自分だけがあがる、と思い込んで、無用なプレッシャーを自分に与えているのです。
人間ならあがるのは当たり前、と割り切ると気が楽になるのではないでしょうか。


 

★自意識過剰にならない


2つ目は、自意識過剰にならない、ということです。
あなたは、人前で話す時、「聞き手は自分の話すことを一言余さず聞いている、間違ったら格好悪い」と思っていませんか? しかし、よく考えて見てください。立場が変わって、あなたが聞き手の場合、人の話をそこまでしっかりと聞いているでしょうか。話を聞いているつもりでも、ふと「晩ご飯、何にしようかな~」とか「あっ、あの人に電話しなくちゃ」など、色々なことが頭に浮かんでくることがあると思います。
このように、聞き手はあなたが思うほどには話を真剣に聞いていないのです。ですから、多少自分の思い通りに話せなかったとしても全く気にする必要はありません。それくらい、ゆったりとした気持ちで話せば、以前よりはあがりを抑えることができるでしょう。


 

★プラシーボ効果


ところで、皆さんは「プラシーボ効果」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。プラシーボ効果とは「本来は薬としての効果を持たない物質によって得られる効果」です。
薬としての有効成分が含まれていないのであれば、効果はないのでは、と思いますが、これが以外に効果があるそうです。例えば、薬に依存して、とにかく何か薬を飲まないと落ち着かない、という人がプラシーボを服用すると気持ちが落ち着くということがあるそうです。まさに「病は気から」ですね。たとえ偽薬でも「これを飲んでいれば大丈夫!」と思えば、痛みや気持ちが落ち着いてくる。それくらい人間にとって気持ちの持ちようというのが大事だということなのです。


あがり症も上の2つの考え方で気持ちを楽に持てば解消することができるかも知れません。実際に日本話し方センターの受講生の多くがこの考え方であがり症を克服されています。

 

★あがり症を克服できるコースです!


今回は気の持ちようであがり症が緩和されるということをお話しました。日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーでは、これ以外にもあがりを克服するスキルをお伝えし、トレーニングを通じて自分のスキルにしていただいています。あがり症改善だけでなく、話し方=コミュニケーション全般について幅広く学べるコースを展開しています。ぜひ一度無料体験教室にお越しください!

>横田章剛のブログTOP